文:有馬翔平

ひろゆき「時間の無駄」学生に課せられる夏休みの宿題に『不要論』を訴え

西村博之 ひろゆき
画像:時事通信フォト

画像:時事

全国の小、中学校、高等学校が夏休みに入ってから2週間が経過した先週。

夏休みの間、生徒らに課されている「夏休みの宿題」の存在について、30日の「ABEMA Prime」(AbemaTV)で出演者らが議論を交わし合いました。

すると、ひろゆき氏の持論に視聴者からの注目が集まる事態に。

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ひろゆき、夏休みの宿題不要論を唱える「時間の無駄」

30日、毎年どの時代も変わらず学校に通う生徒らに課されている「夏休みの宿題」の是非について、出演者らが議論を交わし合った「ABEMA Prime」(AbemaTV)。

その夏休みの宿題について、MCであるひろゆき氏が不要論を訴えました。

この日、都内の元公立中学校長を招いて夏休みの宿題に取り組む意義について意見を交換した同番組。

その特集で、ひろゆき氏は開始早々から「8月31日に宿題やるような子って締め切り前にこなす性格なんで大人になっても変わらない」、「7月から始める子って大人になっても前もってやるタイプ」と辛口コメント。

夏休みの宿題に取り組む姿勢でタスクに取り組む性格がわかるとし、それは大人になっても「変わらないんじゃないですかね?」とコメントしました。

そして、本題の宿題の意義については「宿題ってできる子は既にできてるからやる必要はないじゃないですか。できない子は渡しても結局できないから意味ないと思うんですよね」、「新たなことを学習するために勉強ってするんですけど、そもそもわからない子ってわからないままだから、宿題渡してもわからないままじゃないですか」と指摘。

「いかにわからないところをあぶり出すかということが子供の教育で大切」、「でも宿題ってやれるやつがやれ、わからないやつはわからないままでしょというもの」と前提を立てた上で、「時間の無駄だと思ってる」と一蹴しました。

また、ひろゆき氏は「算数自体ができないなら算数やろうってフォローができると思うんですけど、宿題って家でフォローできないじゃないですか」、「で、親に聞いて教えてもらえるような子って宿題やらなくても大丈夫なんですよ、親がやってくれるから」と宿題と家庭の関係も口に。

「なので、宿題できない子っていうの家でもできないし親もダメだからどうしようもないよね。それでできる子ばかりが積んで、できない子はどんどん落ちぶれていくじゃないですか」と、教育格差が拡大することに危機感を示したのでした。

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「任意にすべき」、「習慣づけで必要」賛否巻き起こす

夏休みの宿題について、「時間の無駄」と持論を展開したひろゆき氏。

しかしその一方で、「我慢する力はどうする」という視聴者からのコメントについて「ある種我慢する力は大事だと思う」と回答。

そして「でもそれは大学受験の時にすればいい」とすると「小学校、中学校は好奇心のあることをやって、大学受験の時に必要ないけどこれやらなきゃいけないよ、でもその代わり受かったら行きたいところ行けるよ、それで無理して頑張る」と小、中学校では「宿題不要」と主張したのでした。

するとこの一連のひろゆき氏の主張に対し意見が続出。

《フランスに住んでますがフランスだと夏休みが2ヶ月、でも宿題はありません。子供の自主性を伸ばすならない方がいいのだと思います》

《任意すればいいんだよ。好きなことを突き詰めるようにすれば、自主性も伸びるような気がする》

などと、視聴者からはひろゆき氏の意見に賛同する声が。

ただその一方で、「海外だと宿題ないっていうけど、その代わり締め切りとか守る意識がなくなるよね」、「できるかできないかじゃなくて、習慣づけで宿題は必要」と反対の意見も相次いだひろゆき氏の持論。

宿題に取り組む意義は知識が身につく、身につかない以外の視点からも議論しなければならないようです。

(文:有馬翔平)